2006年06月10日

「木下夕爾の葉書」

「木下夕爾の葉書」
kinoshitayuji_hagaki1.jpgkinoshitayuji_hagaki2.jpg

当時、夕爾が「小高根二郎」氏に送った葉書

【福山 昭和28年9月6日消印】

京都府宇治市宇治野神一 小高根二郎様
広島県深安郡御幸村上岩成 木下夕爾

啓上。長い雨とひどい残暑でお困りであったことと存じます。やっと新涼の候となりほっとしてをります。さて木靴第五冊別送いたしましたから何卒御覧ください。小さな集り、鈍の歩み、まことにお恥しいやうなものですが御示教賜はれバ幸でございます。夕焼けが美しく晩稲も走り穂がかぞへられるやうになりました。お大切に。敬具
九月六日朝


木下夕爾 Kinoshita Yuuji:詩人・俳人(1914〜1965)
広島県福山市御幸町出身。府中中学(現・府中高校)時代から詩作を始める。
薬局を営むかたわら、文学活動を続けた。第一詩集「田舎の食卓」で文芸汎論詩集賞を受賞。その後、詩集を刊行し、戦争期から句作も始めた。
‘46久保田万太郎主宰「春燈」に参加。
posted by netwarp at 10:35| Comment(1) | TrackBack(0) | Event:「花連の夜」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
夕爾の手紙のアップありがとうございます。  メールでのやりとりが普及している今の近世では、この葉書をみて、改めて日本語の美しさや、手紙ならではの良さや風情的なものを感じます。    こんな手紙の書ける人間でありたいものです。 
Posted by マツシマヒデキ at 2006年06月11日 20:01
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/19074247
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック